
近年、消費者のニーズは、「多品種・多作物」、「食の安心・安全」などへ変化を起こしています。これらの状況に対応するために農家の方々も、農作物の高品質化や少量・多品種栽培へと変化してきています。但し、これらの環境変化に対応するには、常に様々な情報を探す必要があり、非常に大きな負担となります。そこで、三共アグロは「農家の視点に立った製品とサービスの提供」という経営理念の下に農薬技術情報担当者=AR(Agrochemical Representative)と言う制度を確立しました。ARの使命は、三共アグロの製品とそれに関わる人々とのパイプ役であり、農家の方々との「顔の見える関係」を大切にし、お客様の「困った!」の声に迅速に対応し、正確な現状分析とアドバイスで解決方法を提案することです。

また、農薬は地方自治体ごとに使用基準が設定されるため、県の農業試験場や県庁の所轄との交渉などもARの業務です。とくに、農協・販売店へのプロモーション活動では「防除暦(どの時期にどの農薬を使うのかを示す)」に、どれだけ三共アグロの農薬を採用してもらうかが大命題です。そのために、ARは農協・販売店の指導員や農家の方々に対して、実証型のプレゼンテーションを展開します。田んぼで「展示圃試験」と呼ばれる薬剤散布を実際に行い、薬剤の安全性や効果を自分自身の目で確かめてもらうという活動もその一環です。このような地域農業に密着したスタイルの営業活動の積み重ねのなかで、それぞれが現場で培ったノウハウや市場のニーズを研究・開発部門にフィードバックするのもARの業務の柱の一つといえます。それを新たな開発プロジェクトに活かすことにより、次世代を担う新農薬やサービスが誕生していくのです。

その一つの例としては、現場の声を活かし、ARが提案した生産履歴管理システム「かすが日誌」は、業界では初の試みとなりました。このように、現場の声・ARの声を活かしていけるのが三共アグロの魅力でもあります。
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