

製剤技術研究グループ
製剤設計チーム
井上 大輔
出身大学:九州大学大学院
入社年度:1994年入社

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■環境面からも、製材研究の役割は重要に。
私はこの製剤技術研究グループで農薬製剤の研究を行っています。農薬製剤とは、使用者が作物の殺虫、殺菌、除草作業の為に農薬有効成分を適正かつ簡便に処理できるように、またその効果が最大限に発揮するように、有効成分以外の化学物質と組み合わせてある種の物理的特性を持たせたものです。ですから、使用面、効果面、最近では環境負荷低減も考慮した製剤研究の役割は非常に重要です。
■大学で学んだ知識も活かされている。
製剤研究では、有効成分を製剤化することから始まり、製剤処方をもとに工場実生産に移行するまでの役割を担います。その間、製剤中に含まれる有効成分の安定性を確保しながら製剤物性面や生物効果面を最適化する検討や、工場生産を考慮した生産性の検討も行います。そこでは有機化学、無機化学、生物化学、物理化学、分析化学、界面化学、統計学、物質工学、或いは化学工学といった多数の知識が必要となったりします。
研究目的として有効成分を含めた材料を組み合わせて新たな機能を有する製剤を得ますが、材料には有機化学物質が多いため、大学で学んだ有機化学的な知識は合理的な製剤設計に活かされています。
■世界に一つだけの技術が得られる反面、商品化のための苦労もある。
大学で学んだ知識や教科書から得た知識だけでは成果を得ることはできませんね。実験・経験を通じて体で覚えたノウハウをうまく活用することにより、初めて製品開発ができると言っても過言でありません。
企業研究では自分のオリジナリティー、アイデアなどが大きく活かすこともでき、世界に一つだけの技術が得られる可能性があります。しかし、企業研究は商品開発研究なので、成果を報告して終わるのではなく、知的財産権(特許)を取得することや「実際に生産工場で思ったとおり作れるか?」「使用者が安心して使えるか?」など実用性のデータ取得や評価をすることが重要となります。そこで大切になってくるのが、他の組織との連携、コミュニケーションです。大学とは違って、純粋な研究をしていては済まされないことが多々ありますね。
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