
ガーデニングや家庭菜園をしていて、まわりの雑草はすくすくと健康に育つのに、肝心の花や野菜は害虫に食べられたり、病気になったりして、なかなか上手に育てられなかったという経験はありませんか?
この地球上には約30万種の植物が存在するといわれています。その中で、人間が長い歴史を通して選び、特別な環境で改良をしながら作ってきたのが現在の農作物です。これらの作物は、野生種とは別の植物といえます。そして「作物」という言葉が示す通り、人間が作る人工植物であって、自然のままでは育つことができない種類になっているのです。
例えば、野生の植物は自分の身を外敵から守るために、毛やトゲを備えていたり、毒性のある物質をもっています。ところが、こうした性質は食糧として利用するには不都合であるため、品種改良によってなくなっていきました。
さらに、作物は野生種に比べて実が大きく、味が良く、栄養価が高くなるように改良されていますが、これは人間だけでなく害虫にとっても「おいしい」のです。
また、農作物はきちんと耕され、肥料を施された土地で育てられます。これは自然の生態系とは違うものです。自然の生態系では、一定の場所に様々な植物が生育していますが、農耕地では、作物だけが生育しているため、その作物を好む虫や病原菌が多く発生します。
そのため、どうしても農作物は、害虫や病気の被害に遭いやすくなっているのです。
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