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ホーム > Q & A > 農薬ってコワイ?


● 農薬ってコワイ?
◆ 農薬は毒物だから使わない方がよい? 

 一般に、農薬は「コワイ」というイメージで捉えられていますが、それは、農薬が毒性を持っているからです。毒性には「急性毒性」と「慢性毒性」という2つの性質があります。「急性毒性」とは、大量にその薬物を摂取すると短時間に影響が出るということを意味し、動物に薬物を投与して2日以内に何匹が死ぬかということで、毒性の強さを確認します。「慢性毒性」とは、微量の薬物を長期間にわたって摂取した場合の影響を意味しています。
 では、農薬の毒性は、どのくらい強いのでしょうか。口から毒性のある物質を摂取したときの影響についてマウスやラットを用いて実験した結果によると、最も強い毒性を示したのは、食中毒の原因となるボツリヌス菌毒素、破傷風の原因となる破傷風菌、そしてフグの毒である
テトロドトキシンなどでした。農薬で最も強い毒性を示したのはEPNという殺虫剤でしたが、天然毒素であるボツリヌス菌毒素などに比べると、はるかに毒性が弱いことが分かりました。
 また、農薬では原体をそのまま農作物に散布することはありません。有効成分を含んだ粒剤や乳剤などの形で使用され、さらに使用時に水で薄めて使うものもあるので、農薬は、正しい使い方をすれば安全だといえます。

●農薬と身の回りの化学物質の急性経口毒性
※LD50(mg/kg)は毒性の強さを表し、数値が小さいほど毒性が強くなる。
物質名 LD50(mg/kg)
ボツリヌス菌毒素 マウス 0.00000032
破傷風菌毒素 マウス 0.000017
テトロドトキシン(フグ毒) マウス 0.01
EPN(殺虫剤) マウス 24
青酸カリ ラット 10
メソミル(殺虫剤) ラット 50
ニコチン ラット 50〜60
イソプロチオラン(殺菌剤) ラット 1.190
※「農薬と食:安全と安心」梅津憲治著 ソフトサイエンス社 より

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